HANABISHI HANABISHI
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いち読者から編集者になった最年少インターン生。やりがいは「0→1」でカタチになる瞬間

2018.11.08

おかげさまで第二創業期に突入した「株式会社wincar」。

日本最大級の自動車メディア「MOBY」を筆頭に、世界一の温泉コミュニティを目指す「温泉部」や、アイドルグループ「さきどり発進局」を手がけるなど、“好きが原動力” のたのしい会社です。

そしてプロダクト同様重視しているのが、働くメンバーたちの個性。採用面では「誰と一緒に働きたいか?」をベースに、やる気や人柄を最も重視しています。

代表が志すのは、「みんながいつでも遊びにこれる会社」。これから仲間になるメンバーの良き友であり、人生の先輩になるためにも、まずはわたしたちのご紹介から。

wincar社内インタビュー「wincar VOICE」。3人目となる今回は、「MOBY」編集部の元田くんです。
Interview & text & photo:田神 洋子(株式会社wincar)

【wincar VOICE / #003 Shu Motoda】

元田 秀(もとだ しゅう)
株式会社wincar「MOBY」所属。社内最年少のインターン生であるものの、タレント・南明奈さん出演の動画コンテンツ「#おため試乗」の脚本を担当するほか、コンテンツ制作・ディレクション・マーケティングなど敏腕にこなす逸材。趣味は車と旅行で、かつて社内でおこなったキャンプ旅行では、手づくり燻製チーズ、炙り黒毛和牛、バルサミコソースのミックスサラダなどを振る舞うほど、屈指の料理上手。

− 弱冠20才と、MOBY最年少インターンとして活躍する元田くん。まずは入社のきっかけを教えてください。

wincarには2016年12月に入社して、そろそろ2年になります。ライターをやってみたくて求人サイトを徘徊していたら、いち読者として見ていた「MOBY」が出てきた。車が好きだし、MOBYも好きだしということで、そのまま応募に至りました。

− もともとIT企業に興味はあったんですか?

いえ。それまではスマートフォンを販売するバイトをやってたんです。通行人に営業したり、店頭販売で売ったり、結構がんばっていた。調子がいいときは同期6人で1日8台売って、そのうちの6台がぼくの実績とか。

− いい売れっぷりですね!

そうなんですよ。だけど実績を残したのに給与が増えないし、なにもしないで突っ立ってる人と同じ評価なら「辞めてやる」って(笑)。まぁ1年くらいやってて慣れきっちゃってたから、新しいことに挑戦したいなっていう気持ちもあったんですよね。

− 現在おこなっている業務はどんなものですか?

記事の執筆・編集・ライターさんの管理・マーケティングなどさまざまです。ほかにも新型車の発表会で試乗をしたり、自分で発案した企画を動かしたり、貴重な経験をさせてもらっています。

なかでも企画系がとくに、アイディア出しからアポとり、取材、記事執筆と、「0→1」でカタチにできるのがたのしい。制作側の苦労というか、記事ってこういうふうに作ってるんだなって学びもありました。記事ひとつ書くだけでも、下準備から公開まで、本当にすごく大変なんだなと。

ー MOBYの主要コンテンツはもとより、ディレクションなど多岐にわたって担当する元田くん。どんなところにやりがいを感じますか?

自分の業務が会社の成長につながっていると感じられことですね。単純にいうと、入社当初からMOBY全体のアクセス数がぐんぐん伸びたし、手がけた記事のアクセス数が伸びるとうれしい。

あとは電車の中でMOBYの記事を読んでいる人をたまたま見かけるとか、友達から反響をもらうとか、周囲に少なからず影響力を与えられているというのもモチベーションのひとつです。

それから会社のみんなが仲良しなのも魅力ですね。うちは社員、アルバイト、インターンとか関係なく、フラットに意見交換できるんです。代表の川村さんは本当に社員想いだし、常にリスクを考えながら、重大な決断が出来るのがすごい。いまの環境はとても気に入っています。

− 元田くんは屈指の車好きですが、いつから車が好きだったんですか?

車は小さい頃から好きでした。おもちゃだとトミカとかホットウィールっていうアメリカのミニカーをめちゃくちゃ集めてた。ほかにも車のラジコンとかおねだりしてたらしいです。

そもそも父親が車好きで、幼少期からしょっちゅうディーラーに連れて行ってもらってたんです。

それでぼくが3才の時に実家の車を売ることがあったんですけど、車とお別れしたくなくて泣いちゃったらしいんですよね。親も「そこまで好きだったんだ」って驚いたそうです。

− かわいらしいエピソードですね! お父さんはどんな車に乗ってたんでしょう?

父親はベンツが好きで、何台も同じモデルを乗り継いでいますね。世代的に「車=かっこいい」みたいな時代を生きていますから、大学時代には当時珍しかった外車を購入するとか、ときには無理もしていたみたいです。

あとは叔父さんも超車好きで、ランクルとか、めちゃくちゃでかいアメ車とかを所有してたんですけど、それに乗せてもらうとか。幼い頃から、車にふれる機会がなにかと多かったですね。

— 元田くん自身の運転事情は?

大学に入ってすぐ免許を取得して、その2日後に家族旅行で北海道に行って、キャンピングカーを運転しました。

— え? でかくない?

そう、トラックみたいな。それで500キロくらい運転したら慣れましたね。旭川から稚内に行って、札幌に行って、いろいろ周りましたよ。

— スケールがでかすぎる。恐くなかったの?

めちゃくちゃ恐かったですよ。でも北海道の広大でまっすぐな道のりに救われました。

— その後、自分の車を購入したんですよね。

そうなんです。北海道旅行の2ヶ月後に、人生初の愛車を購入しました。色褪せないレトロなデザインに惚れた、日産のキューブキュービックっていう10年落ちの中古車。小さいけど7人乗りで、荷物もいっぱい載りました。

小回りが効いたから免許取り立ての自分でも安心して運転できたし、貯めたバイト代の数十万で買えたし、いろいろと都合がよかった。

— 最近2代目も購入したとか!

はい。キューブキュービックは1年ちょっと乗って、友達に譲りました。自分で色々カスタムをしてすっかり愛着が湧いていたので、知り合いが乗ってくれているのは嬉しいです。見に行きたくなったら、いつでも行けますし(笑)。

それで、キューブキュービックを手放すと同時に、スバルのレヴォーグっていう車を購入しました。これも中古だったんですが、結構高くて、かなり背伸びしちゃいましたね。

走りが楽しいスポーツカーが欲しい、でも趣味のキャンプも楽しみたい、そんなよくばりな自分にぴったりの車です。気に入っているので、しばらく手放すつもりはないです。

— 車のことを知り尽くしていると思うのですが、中古車を買うときの注意点などがあれば教えてほしいです。

やっぱりパッと見て決めるんじゃなくて、ちゃんとお店に行って試乗することですね。

じっさいに乗ってみて、エンジンから変な音がしないかとか、変な振動がないかとか、しっかり確認します。でもそういった問題があったら、そもそもかなりヤバイ車。車って、見えない部分の方がもっと大切なんです。

そこで僕が注目するのが “内装” 。意外かと思うかもしれませんが、内装を見ると、車の見えない部分の状態がわかるんです。内装がキレイな車は、前の持ち主が大切に乗っていた証拠。つまり全体的に傷みが少ない可能性が高いんです。まあ、これはあくまで僕の持論なんですけどね(笑)。

とにかく、1台だけじゃなくて、何台も乗って比べる。その中で「これだ!」って思う車があったら、それが買い時です。

ーキャンプや旅行など月に一度は遠出する元田くん。二代目となる愛車「レヴォーグ」は、知らない世界につれていってくれる相棒。

— 元田くんって社内でもとくにアクティブな人種ですよね。行動力に基づいた判断力があって、とても頼もしいです。

もとから思い立ったら行動しちゃうタイプだったんですけど、車を購入して移動できる範囲が広がって、もっとアクティブになりましたね。

大阪くらいだったらパッと運転しますし、今年の夏は父親と「東北を車で一周しよう!」って計画して、東京〜青森まで一週間かけてまわりました。でっかい車を借りて、車中泊しながら。

— 考え方がアメリカン。

青森から岩手通って、宮城行って、山形に抜ける。ひたすらご飯食べて、運転しながら車の話で盛り上がって、いい思い出になりました。あ、あと過去にはMOBYの業務で北海道まで12時間以上かけて弾丸ドライブしたこともありましたね。とにかくいろいろ動き回ってます。

— 旅行は好きなんですか?

かなり好きですね。行ったことがないところに行きたいというか、知らない世界をのぞきたい。ってスタンスです。

海外にもよく行くんですけど、旅先で車を見るのも好き。ふと訪れた街中で、日本では見ない車が走っているとテンションが上がります。東南アジアだと日本車が超人気で、TOYOTAとかめちゃくちゃ需要があるんですよ。やっぱり「日本車=安全で長持ち」っていう認識なんですよね。日本人としてすごく誇りに感じます。

— 海外はどちらに?

アメリカ、カナダ、インドネシア、タイ、シンガポール、マレーシア……あとはスイスやドイツも。基本的に、車と旅行以外にはお金を使わないですね。

将来の夢は、エジプトでピラミッドを見ること。それが死ぬまでにやりたいことです。

— やるか・やらないかを判断できる人って割と少ないと思うんですけど、失敗したら恐いな〜とか、そういう考え方はしないんですか?

もちろん失敗もしますけど、やらないよりはいいんじゃないかなみたいな感じです。

過去にMOBYでも、結果としてマイナスになってしまった取り組みはたくさんありました。でもそれって結果論で、結局やってみないと分からないんですよね。なので、なんでも果敢にチャレンジする気持ちが大切かなと。

— 自分ではそう思ってないかもしれないけど、元田くんははっきり物事を言えるし、自分の意思をしっかり持っていますよね。いつも堂々としている。

じぶんに自信があるわけではないんですけど、「とりあえず行動しよう」って考えがありますね。それとwincarは上下関係無しに意見を言い合える環境なので、積極的に発言しているふしがあるかもしれません。

— そんな元田くんが、今後の課題として考えているものは?

人に頼らない・頼れないところが弱点だと思うので、改善したいです。つい自分でいろいろやっちゃうんですけど、効率よくなかったりする場合もあって、結構負担も大きい。

あと、これは常々感じているんですけど、人に指示を出すときや、人を動かす立場になったときの振る舞いが難しいなと。

というのも誰かの能力を伸ばせるかどうかって、指示を出す人間次第なところがあるじゃないですか。

ぼくは社内でいうと古参なので、あたらしく入ってくるメンバーにどうやって業務を任せようかとか、自分なりに考えなくちゃいけない。管理の仕方とか、伝え方次第でどうにでもなってしまうので、慎重に。

— マネジメントの重要性を感じているんですね。最後に、これからの目標を教えてください。

MOBYでいうと、車にめちゃくちゃ詳しい人もいれば、車以外の業務がすごく得意みたいな人もいるから、みんなの一番得意なところを活かせるようになりたいですね。個人の強みを見つけて、最大限引き出したい。適材適所をちゃんと把握するとか、まわりを冷静に見れる人間になりたいです。

あとは、いろんな範囲にアンテナ貼っておくこと。どんなことでも絶対経験になるから、常に新しい情報を取り入れる努力が必要です。

それで、なにかにチャレンジできる機会があったら逃さないように。

せっかくですから、やらないよりは、やってみる。人生の経験値が、きっと上がるはずです。

あとがき
MOBY最年少インターンとして活躍する元田くんは、なんでも出来る黄金末っ子! 行動力と判断力に長け、その場をぐいぐい引っ張るカリスマ性をもっています。これからも世界中を大胆不敵に飛び回り、ビッグな価値観を養ってほしいと思います。「wincar VOICE / #003 Shu Motoda」読了ありがとうございました! 次回もどうぞおたのしみに。